悪徳な遺品整理業者の見積りに騙されない為に!ウソを見破る知識をつける!
悪徳な遺品整理業者の見積りに騙されない為に!ウソを見破る知識をつける!
遺族の自宅から離れている、多忙で時間が確保できない、整理する量が多くて何から手をつけるべきか分からないと言う方が遺品整理を専門に行う業者に依頼するケースが近年、急増しています。遺品整理には明確な料金基準が設定されておらず、数ある業者の中から何を基準に選択すべきかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで遺品整理業者に見積りを依頼する際の注意点や費用の相場等を詳しくまとめてみました。
【遺品整理の作業料金には何が含まれているのか】
分別作業・・・不用品であるか遺品であるかを仕分ける作業
梱包作業・・・保管するものや買い取り値のつくものなどの梱包する作業
廃棄物の収集作業・・・不用品を廃棄する作業
主に以上の3つに分けられます。
このうち、分別作業に最も多くの時間と費用を要します。膨大な数の荷物の中から遺品を分別するのは大変な作業になります。またトラックでの運搬費用と梱包資材等の資材費用、リサイクル料、廃棄物の処理費用が主にかかってきます。
遺品整理業者に作業を依頼した場合の費用相場は、部屋の広さによって差が生じます。また部屋の広さによって作業時間も変わってきます。
間取り | 価格相場 | 人数 | 所要時間 |
1R・1K | 30,000円~80,000円 | 1~2名 | 1~3時間 |
1DK | 50,000円~120,000円 | 2~3名 | 2~4時間 |
1LDK | 70,000円~200,000円 | 2~4名 | 2~6時間 |
2DK | 90,000円~250,000円 | 2~5名 | 2~6時間 |
2LDK | 120,000円~300,000円 | 3~6名 | 3~8時間 |
3DK | 150,000円~400,000円 | 3~7名 | 4~10時間 |
3LDK | 170,000円~500,000円 | 4~8名 | 5~12時間 |
概算ですがこの表が平均的な費用の相場です。例え同じ部屋の広さであっても物の量によっては違いが生じ処分したい家財の量によっても差がでますので、あくまでも目安として参考にして下さい。
※ゴミ屋敷の清掃や特殊性清掃を要する場合は別途費用が発生します。
【ゴミ処理の費用は意外と高い】
遺品整理で出た不用品は一般廃棄物として扱われます。この廃棄物処理費用が最も費用を要します。この費用を削減する事で業者は費用を安く提供できます。いわゆる不法投棄を行います。しかしこれらは違法行為です。また、名前や所在地、写真などの個人が特定できる物を破棄する事で個人情報の漏洩にもつながります。相場よりも極端に安い見積もりには警戒し、その業者に依頼するか検討する際には、一旦インターネットで業者の口コミや評判をしっかり調べてみましょう。
【見積りを依頼する際のチェックポイント】
・遺品整理業者見積りを依頼する際に無料で訪問見積りを行っているか
引っ越し業者を利用する際と似たイメージで荷物の整理・運搬・処分を依頼する際は必ず業者に直接訪問にきてもらい見積りを依頼して下さい。訪問を嫌がる業者は後に見積りにない高額な費用を請求してくる悪徳業者である可能性があります。また訪問見積りに来たが依頼を断ると見積り料を請求されたと言うケースもあります。
・見積りに明確な記載があるか
何にいくらかかるのかが細かく記載されていなければなりません。必要なサービスが過不足なく表記されているか必ずチェックしましょう。
・トラックを駐車する場所を確保できているか
遺品整理を行う場所からトラックを駐車する場所までに距離があっては荷物を運ぶのに大変な時間と人手を要します。自宅近くに駐車できるスペースを必ず確保しておきましょう。
・遺品整理士が在籍しているのか
一般社団法人遺品整理士認定協会が認定している民間資格です。およそ2ヶ月間の講座を受講したのち、与えられる資格です。遺品整理のプロフェッショナルと言えるでしょう。遺品整理士資格があることは大きなポイントになります。
・不用品を適切に処分しているのか
先述したように不法投棄を行う悪徳業者も残念ながら存在します。法に従い適切な処分をしているのか確認しましょう
【まとめ】
遺品整理業者は安さだけではなく、「丁寧、慎重に作業を行ってくれるか」「依頼主の要望に応えてくれるかどうか」「親切で気持ちの良い対応をしているか」で選ぶことが重要です。遺品整理はただの不用品回収作業ではありません。遺品を扱うのは非常にデリケートな作業です。正しい知識のもと信頼のできる業者に見積りを依頼して後悔のない遺品整理を行いましょう。