遺品整理時によくあるトラブルとは?対処法は?
遺品整理時によくあるトラブルとは?対処法は?
遺品整理は親族が亡くなった時、必ずすることの一つです。その際にトラブルに巻き込まれないように遺品整理の代表的なトラブルとそれをどのように取り廻せばよいのか事前に学びましょう。
【品整理時によくあるトラブルと対処法】
まず、遺品整理をする際に故人に借金がある場合は注意が必要です。
遺品整理では遺産相続を考えなければなりません。
その場合は借金という負の財産を差し引いた限定承認か遺産相続を拒否する相続放棄をします。
相続放棄した場合家庭裁判所からの承認なく遺品整理をしてしまうと相続放棄をしたと見なされずトラブルのもとになります。
きちんと承認されてから遺品整理を行うようにしましょう。
故人の方が賃貸に住んでいた場合、遺品が少なければよいのですが物が多く、親族も遠方に住んでおり遺品整理することが大変な場合もトラブルの原因となります。
価値がわからない品が残されている場合もトラブルの一因です。
これらのトラブルを少しでも回避するために遺品整理を業者に依頼することをお勧めします。
しかし、そこでも料金に関するトラブルに合わないために業者に相見積もりを取り、それぞれの業者に相見積もりを取っていることを伝えましょう。
追加料金が発生しないか?
確認を取っておくこともトラブルを回避するためには重要です。
また、遺品整理で投棄と買取でのトラブルも後を絶ちません。
整理したものを不法投棄したり、適正な価格で買い取りを行わない業者もあるので注意が必要です。
業者とトラブルが起った際にはマナーを守り毅然とした態度で対応して下さい。
【遺品整理をスムーズに行うには】
近所に親族がいる場合は親族総出で片付けを行うとスムーズに遺品整理が行うことができます。
遺品整理は引っ越しと同じです。
事前に自治体のゴミ収集センターにゴミ持ち込みを申請しておくと円滑に遺品整理をすることができます。
また、最近は遺品整理を行ってくれる業者もたくさんあります。
価値があるものとそうでないものが混在していて親族で片付けるのが大変な場合も、遺品整理専門の業者に任せておくと安心でしょう。
しかし遺品整理業者とのトラブルも頻繁に発生しています。
ネットの口コミやランキングなどを利用し信頼できる業者に依頼しましょう。
【生前整理を心がけよう】
「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」ではありませんが終活を考えるような年齢になった場合には自分の身辺は、ある程度整理しておくように心がけましょう。
後に残された孫や子供が遺品整理で大変な思いをすることを考えれば生前整理をすることも意義深いものです。
何かのコレクターの方は目録を作ってそのコレクションを死後どうするか遺言に残しておくと、遺品整理もトラブルなく行うことができるでしょう。
【まとめ】
親族が亡くなると遺品整理は必ずしなければなりません。
遺品整理を全て親族でスムーズに行うことができればよいですが、遺品整理にトラブルはつきものです。
世間にはたくさんの遺品整理業者があります。
その業者に依頼するのも一手です。
しかし、その業者も冷静な目で見極めなくてはいけません。
後で高額な追加料金を請求してきたり、遺品を本当は高い価格で買い取ってもらえるのに安い価格で買い取ったり、そのようなトラブルを回避するためにも信頼できる遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
万が一遺品整理業者とトラブルが起ってしまった場合、一般社団法人遺品整理士認定協会が「遺品整理不正防止情報センター」を設立しているのでその機関に相談することをお勧めします。
またそこではトラブルに巻き込まれないための資料を出しています。
それらの情報をうまく活用し、ネット上での口コミなどで信頼をおける業者を選定し依頼することが遺品整理をトラブルなく行う近道と言えるでしょう。
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